悪質出会い系サイトの手口その6
なりすまし評価サイトに注意!
なりすまし評価サイトとは、出会い系業者自身が個人を装ってホームページを作り、そのページ内で自社の出会い系サイトをいいように宣伝する、というやり方です。
たとえば、2007年5月現在、Googleで「出会い」で検索して上位に表示される「出会い系ガイド」的なサイトはほぼ全て出会い系業者が運営しています。
※スポンサーの所ではありません。
具体的な名前は出しませんが、検索結果に表示される「出会い系ガイド」的なサイトを適当に2、3開くと、どれもある有名なサイトへのリンクが張ってあります。
これは「その有名サイトが素晴らしいから」ではなく、「その有名サイトの運営元が個人を装ってホームページを作っているから」なんです。
この事に気付かない普通の人は、「検索エンジンで調べても、どのサイトでも評価が高いからいいサイトなんだろう」と思い込んでしまい、入会してしまうわけです。
また、そのなりすまし評価サイトの中で「出会い系はサクラが多い」とか「サクラの見分け方」とか、本当の事が書いてあったりするのでタチが悪いです・・・(-_-;)
どういうカラクリなのか?
別に商売をしている以上宣伝をする事は悪くありません。
問題はそのやり方です。
そもそもどうして都合よく検索エンジンの上位になりすましサイトを表示出来るのか?
簡単に説明すると、「SEO」(検索エンジン最適化)と呼ばれる手法があり、これを実践して行くことにより検索エンジンで上位に表示されます。
この「SEO」自体はネットビジネスをする以上当たり前のことで、悪いことでもなんでもありません。
しかし、これらのサイトは明らかな「ズル」をしています。
具体的な方法は伏せますが、なぜこれが「SEOスパム」(SEO上のズル)とGoogleが判断しないのかが疑問です。。
「なぜそんなことがわかるんだ」と言われそうですが、確かめる方法があります。
例えば、「http://www.google.co.jp」というアドレスがあります。
Googleの検索ボックスで「link:http://www.google.co.jp」とか「link:www.google.co.jp」というふうに「link:」に続いてアドレスやドメインを入力し、検索すると、そのアドレスにリンクを張っているサイトを検索する事が出来ます。
この機能を利用して、「出会い」で上位表示されるサイトを調べてみます。
すると、「出会い系サイトに関するページ」のはずなのに、全く関係のないジャンルからばかりリンクされている事がわかります。
リンクしている側は本当に一般のサイトです。
でも大半のサイト運営者は、自分のサイトが「出会い系サイトに関するページ」にリンクしているという事実を知らない(気付かない)ままです。
SEOでは、「たくさんのサイトからリンクされる事が上位表示される上で重要」という決まりがあります。
これらのサイトはこうやって他サイトからリンクされることにより上位表示されているわけです。
「出会い系サイトに関するページ」にリンクしている事を気付いていないところからリンクを集める行為は、やっぱり「ズル」としか思えません。
YAHOOの場合
Googleでは、関係のないジャンルのサイトからのリンクでも上位表示にプラスに働きますが、YAHOOではあまりプラスになりません。
その為、上に書いた手法だとYAHOOではあまり効果がありません。
「出会い」で検索したとき、YAHOOとGoogleで検索結果が全然違うのはこういった理由です。
じゃあYAHOOを使えば安心なのかと言うとそういう訳でもありません。
「全く関係のないジャンルからのリンク」は評価されませんが、「出会い」に関するサイトからのリンクはYAHOOでも評価されます。
と言うことは、出会い系業者自身が「出会い」に関係するサイトをたくさん作り、それらのサイトから自分たちの運営する出会い系サイトにリンクすれば、YAHOOでも上位に表示されるんです。
事実、YAHOOでも「出会い」で検索して上位に表示されるサイトの多くは「なりすまし評価サイト」です。
こうなるとYAHOOでの検索結果もあまり信用出来なくなります。
対処法
なりすまし評価サイトにかどうかを判別する明確な方法は難しいのですが、一つ指標があります。
出会い系ガイド的なサイトを見るときは以下の点に注意して見て下さい。
出会い系サイトを紹介しているサイトなのですから、各出会い系サイトへのリンクが張られているはずです。
そのリンク先のURLを見てみます。
普通に考えればそのURLはその出会い系サイトのトップページのURLです。
しかし、なり済まし評価サイトはトップページのURLの後に「?ab=cdef」のように、「?」に続く英数字が付け加えられています。
(「http://リンク先のドメイン/?ab=cdef」のような感じです。)
これは「代理店ID」と呼ばれ、どのなりすましサイトから人がやって来たのかを判別するためのものです。
これは各なりすまし評価サイトごと、またはそのなり済まし評価サイトを作った人ごとに振り分けられています。
これでどのなり済ましサイトからどれだけの人がやって来たのか、データを取ることが出来ます。
ある代理店IDからの人の流れが多ければ、その代理店IDを振り分けられているなりすましサイトを作った人の給料が上がるしくみなんです。
また、数が少ない場合は何が悪いのかなどを判断する材料にもなります。
「?」に続く英数字がなくてもサイトにアクセス出来ます。
なので、普通の個人サイトならこんなのは必要ない、というよりもまず付けないでしょう。
こういう形式のURLで出会い系サイトへリンクしているサイトの情報は信用出来ないということです。
本当の個人運営の場合でも、最近は「アフィリエイト」で出会い系サイトへリンクを張っている事もあります。
アフィリエイトを簡単に説明すると、自分のホームページからある企業サイトなどにリンクを張ります。
そのリンクを客がクリックしたり、クリックした先のホームページで商品の購入や会員登録などをすると、リンクを張っている人に報酬が入るシステムです。
アフィリエイトで出会い系サイトへリンクを張ってもいいのですが、運営者自身の紹介文が書いてあり、やたらとそのサイトを褒めていたりする場合は報酬目当ての可能性があります。
そのサイトの情報も信用できるものではないでしょう。
アフィリエイトの場合も代理店IDのような感じで「?」に続く英数字が付加されているのでそれで判別できます。
代理店IDの付いているURLにはお金の流れがあるということです(^^;
※注意
URLに「?」がついているもの全てが代理店IDというわけではないです(^^;
確実なのは「http://リンク先のドメイン/?aaa=aaa」という形式です。
リンク先のドメインに「?」がついている場合です。
その他にも、たとえば
「http://px.a8.net/」
というドメインでリンクを張っている場合は「A8ネット」と言うASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)でのアフィリエイトリンクです。
時々
「http://自サイトのドメイン/?link=http://リンク先のドメイン/」
という形式でのリンクがありますが、これは「?」がついていても通常のリンクです。
検索エンジン、リンク集サイトなどはこの形式でシステムを使ってリンク先に飛ばしています。
ただ、「リンク先のドメイン」の後にさらに「?」で代理店IDを付けている場合はダメですが(笑)
少しパソコンに詳しい人なら「リンク元なんてリファラで判別すればいいじゃん」と思うかもしれませんが、リファラはセキュリティソフトなどによって遮断されていることがあります。
それだと正確な数字が取れません。
正確な数字が取れないと、各個人のきちんとした成績がわからずに給料計算に困ります。
一番人を集めれる方法は検索エンジンで上位表示される事です。
どれだけ人を集められたかによって給料が上がる仕組みなので、みんな頑張って検索エンジンで上位に表示させようと努力します。
そのため、「出会い」で検索したとき、なりすまし評価サイトが数多く表示されてしまいます。
また、この判別方法は絶対ではありません。
個人でも、自分自身が別のなりすまし評価サイトから誘導され、代理店IDがついたままのURLをブックマークしてしまうこともあるでしょう。
業者でも、歩合制ではないところはこういう仕組みを取り入れてない可能性もあります。
しかし、みんなのやる気を出させるために大体のところは歩合制だと思います。
ここで言える事は、「代理店IDの付いたURLでリンクを張っているサイトは信用しない」事です。
後は、その評価サイトの作りや情報の書き方で判別するしかないでしょう。
あまりにもいいことばかり書きすぎていて、悪いところをひとつも書いていないサイトは要注意です。
またリンクしているURLの確認方法ですが、IEなら通常リンクまでマウスの矢印を持ってくると左下のステータスバーに表示されます。
しかし、これはちょっと手を加えるとごまかせてしまいます。
文字でリンクされている場合は、「リンクを右クリック→プロパティ」でリンクしているURLが表示されます。
画像でリンクされている場合はややこしいですが、一番確実なのはソースを見ることです。
これは少しホームページ作成の知識が必要です。
別の方法として、リンクをクリックして出会い系サイトにアクセスします。
その時、アドレスバーに表示されているURLを確認します。
この方法の方が簡単かも知れません。
しかし、アクセスした後のURLも偽装可能は可能なので100%ではありません。
でもここまで凝って偽装しているところは今のところ見たことがないので大丈夫だと思います。
